2012年5月9日水曜日

庭にブナが芽生え

    三年前に、38年生の庭のブナが少しばかり開花結実した。自然林では50年といわれているから、庭のブナは孤立樹だから結実樹齢が早いのか、庭という粗末な環境が効いたのか分からないが、思いのほかだったので、鉢植えしたりしてうれしかったことを覚えている。

  一昨年は不実だったが、昨年は北西側の多くの枝に開花結実を見た。庭のブナもいよいよ青年期に入ったかと思ったものだった。

  今朝がた庭を歩いて、はからずもブナの芽生えに気がついた。昨秋結実したブナの実が芽生えたのだ。不覚にも双葉のステージを超えて、もう本葉が出ていたから稚樹にはチョット気まずい気分が我が胸を横切った。落下した果実は放りっぱなしで、芽生えを期待して果実の所在を特段記憶に留めるでもなく、何事も目的意識的でない我が過ごし方にもである。
周囲に5本ほど確認できた。意識的に管理したならば、今春は我が庭に足の踏み場もないほどブナは芽生えたであろう。