2012年12月24日月曜日

袴腰岳(南西尾根)

2012年12月24日(月曜日)袴腰岳南(西尾根ルート)に登った.
◆ 車をデポした所は気温-11℃で、頂は厳しい寒さであるが無風だった.雪に覆われて美しいダケカンバ低木林、頂上では初めてみるダイヤモンドダストに見入った.12月下旬、この時期に袴腰岳に登るのは初めてで、それも満足の山登りだった.メンバSho・Tao.
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◆ 赤川林道の雪道を突っ込んだが車はCo370止まりだった。つぼ足でスノーモービルの轍の林道を進み、河床路を渡ってから赤沼神社へ分岐するCo580で、轍は赤沼神社方向へ向きが代わっていた.ここで各々ワカン・スノーシューを着用した。さらに赤川林道を進みCo615から分岐する作業路に沿って南西尾根ルートがある.風景や森林の様子を楽しみながら袴腰岳へ向かう.
集合地発  6時30分→ (50分)
駐車地点  7時20分→ (80分)
Co615    9時00分→(100分)・・・袴腰岳南西尾根取り付き
袴腰岳   11時10分→ (70分)
袴腰岳発  11時45分→(135分)
駐車地着   14時00分→ (30分)
集合地着  14時30分

◆◆コースにそっての写真

↑1 Co700から.先週に登った烏帽子岳への古赤沼ルート.
スカイラインの左端に見えるササ急斜面の白銀を登ると点名横津台635.6.
同右端の大きい白銀は烏帽子岳南東面雪崩斜面.
撮影地点は植林地域の上限部. 

↑2 Co800の凹型急斜面を行く.ブナ林にダケカンバが混じる.
植林上部域を抜けて・・・. 

↑3 Co950から袴腰岳ピークを望む.
周囲はダケカンバ高木林域.

↑4 Co1000のダケカンバ林域からいよいよダケカンバ低木林域へ.


↑5 Co1050から頂のある稜線を囲むダケカンバ低木林.
密生した低木林を登る.ワカンで行くには頑張ればいいだけだ.
スキーで行くときは密林がスキーの処理を邪魔する.したがって疎林を選びながら、積雪条件によって雪崩の危険を感じながらの慎重さが求められる.
雪面がガリガリの時もある、そんなときはおおいに緊張する.

↑6 標高1108.4頂上標識はもう時機に埋まっているだろう.
色々なモンスターに見える.樹氷たち.

↑7 Co1100からモンスターに見える向こうに、烏帽子岳~雪原の横津台地が広がる.

↑8 Co1050のダイヤモンドダストを映すテクニックないから映らないが、低温そして無風の状況だった.

↑9 Co490ある中野ダム自動雨量観測所登山口.


2012年12月15日土曜日

烏帽子岳(古赤沼ルート)

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除雪された林道をCo680まで突っ込めた.木材集積土場に車をデポした(赤○).おおむね古の赤沼ルートに沿ってトドマツ林~ブナ林~ダケカンバ林と進んだ(赤→).点名:横津台を経由して烏帽子岳を往復した.往時の道標鉄柱を、一か所目はCo730、二か所目はCo1020の2か所で発見した.
集合地発  7時00分→(60分)
除雪終点  8時00分→(80分)
△点935.6  9時20分→(70分)
烏帽子岳 10時30分→(50分)
駐車地着  12時20分→(60分)
集合地着 13時20分
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Pc150028

◆ ↑ 1078烏帽子山頂
2012年12月15日(土曜日)烏帽子岳に登った(上図:山頂1078m写真).
スリガラスを通して見たようなぼんやりした太陽がかかっていた.
ベールのように厚みを増した高層雲.中に点のような太陽があった.
たしかに、天候は下り坂に向かっていた.
6時のラジオは午後から雨、続いてみぞれを予報していた.

集合場所で西の山嶺は靄が掛かって見えない.
西嶺にある点名:亀川に登頂する予定であったが、空模様から転戦を強いられた.
午前中勝負で、赤川林道から、古の赤沼ルートを横津台経由で烏帽子岳を往復することになった.
美原の中心街で、Syo氏は太い丸太を満載したトラックを見ていた.
「赤川林道の奥から搬出した材に違いない」と彼は考えていた.
彼の想定に従い、向かう山を赤川林道方向へと決定した.
市街を行く丸太満載のトラックから、彼は伐採地をどんぴしゃり当てた.
ラッキーだった.Co680mまで除雪された林道は続いていた.

スノーシュー1、アルミワカン1、木製ワカン1の3人で出かけた。
ワカンの斜面歩行では積雪を抜け通すところがあって難儀した.
スノーシューのラッセルが有って大いに助かった.
改めてスノーシューの威力を再認識させられた.



◆雪上昆虫:沢すじからかなり離れた高い尾根の上、標高700mでかなりの数がはい回っていた.

Pc150045
↑Co700 クロカワゲラの類(セッケイカワゲラとして有名)
ラン藻等を食べる.12月末から現れる.

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↑Co700 クモガタガガンボ:♂
-10℃以下に雪温が下がるとこの虫は見かけなくなる.立木の根元等から積雪の下に入りこむと考えられている.11月中旬から四ヶ月間現れる.