この季節ですから林道の残雪の様子は年によりかなり異なります。林道は雪が融けいて出来るだけ奥まで車が走行できるように。林道など道のない個所は雪がいっぱいあって藪歩きが少なくて済むことを願うことになります。
湯ノ岱温泉を過ぎて5kmほど進んだところで、上の沢林道上への崩落土石に遭遇してしまいました。少なくとも国有林入り口ゲートまで車で行けると考えていたので、戦意喪失です。ゲートのかなり手前で断念するこのになりました。
転山して大岳・赤岳へ向うが、大安在の台地の最高地点あたりで、林道上の残り雪に阻まれて、ここも撤退することになっってしまいました。
あきらめが肝心とばかり、低山の太平山と茂刈山へ登ることに決しました。大平山は電波塔の管理道を行くだけだし、茂刈山は里山で既登の山です。直ちに両山に向かいました。
◆茂刈山で
1 登山路について:既定のルート(地形図の青の実線)が低木で覆われているから森歩きの楽しみが少ない。国有林の境界管理道(地形図の赤実線)を使うのも、深い森を歩ける楽しがあると思うから挑戦しても面白い。
2 既定のルートは、かなり硬い粘板岩・チャート等(地質図の灰色)の転石が足の下にとても五月蝿く痛い。なお、地質図の青色は石灰岩。
3 茂刈山周辺で重昌石(バリューム原料)の鉱山が稼働していたらしい。
小等三角点(茂刈)382.56m(北海道と刻印されていた)
・ 三角点と名前のつく変わりものの測量標石では小三角点があります。
上西勝也氏参照
=1911年(明治44)北海道庁から陸地測量部に要請があり設置された基準点で渡島半島南部(函館の西)に30数点ありました。
現在もまだ数点残存しており国土地理院のデータベースでは「小等三角点」として整理されています。
わたしは木古内町の山中で1ヶ所、小三角点「上山崎」6240-43-1401を見つけました。
左が小等三角点標石
右が国有林野の図根点標石
山頂標識のあるピークは展望も良い場所になっていた。
標石は、そこより上側のササやぶの中にあって、チョットだが探索が必要だった。
いわゆる風衝地(無流木地)である。
茂刈山から天の川越し大平山、
そして、↓は左から・大赤岳・赤岳・大岳・木無山
季節は、エゾヤマサクラ
キブシ
テングスミレ
ヒメアオキ
シラネアオイ
◆「大平山で」はこちら